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60代の幸福の秘訣:お金だけじゃない!生活充実の条件とは


「調査で判明、幸せを感じている60代に共通すること」という記事を読みました。

toyokeizai.net

記事の概要

2024年に新NISAがスタートするなか、金融業界では老後の安心な生活のために資産形成が叫ばれています。しかし、実際のところ、調査によれば「お金があるからといって幸せとは言えない」ことが示唆されています。フィンウェル研究所が毎年行う「60代6000人の声」のアンケート調査から、60代の生活満足度においてお金との関係だけでなく、他の要素も重要であることが浮かび上がっています。


生活の満足度:

アンケートでは、生活全般、健康、仕事・やりがい、人間関係、資産水準の5つの要素に対する満足度を評価しました。平均値を見ると、生活全般や健康、仕事・やりがい、人間関係に関しては中庸の水準にありますが、資産水準の満足度だけが低い結果となりました。つまり、60代の満足度はお金に関してだけではなく、他の要素も考慮されていることが示唆されます。


幸福の要素の比較:

調査結果から生活全般の満足度を構成する要素を比較すると、資産水準が唯一低い項目であることが浮かび上がります。お金だけではなく、健康、仕事・やりがい、人間関係も生活の満足度に寄与しています。これは「お金がなくても生活は満足できる可能性がある」と示唆しています。


家族構成と満足度:

家族構成に注目すると、夫婦のみ、夫婦と子ども、夫婦と親のセグメントが生活全般の満足度で他のセグメントを上回っています。特に夫婦世帯では、親や子どもと同居することが満足度を下げる一方、単身世帯では同居が満足度を向上させています。結婚や同居は60代の生活充実に寄与していることが示唆されます。


資産水準の影響:

さらに、生活全般の満足度と他の4つの要素との関係を重回帰分析で調査した結果、資産水準の影響が最も大きいことが分かりました。つまり、生活全般の満足度を高めるためには、お金の重要性が他の要素よりも大きいと言えます。これは現役時代の資産形成の重要性を強調しています。


結論:

「60代6000人の声」の調査から明らかになったのは、お金が重要であることは事実ですが、それだけではなく、健康、仕事・やりがい、人間関係も同様に重要であるということです。資産水準が高ければ高いほど生活の満足度も向上しますが、その他の要素も無視できない要素であることが理解されるべきです。現役時代の賢い資産形成は、退職後の豊かな生活につながることを強調しています。お金だけでなく、健康、仕事、人間関係にも投資することが、本当の意味での幸福な60代を迎える秘訣かもしれません。

 

ライフデザインの観点から

1. バランスの取り方:

幸福な60代を迎えるためには、ライフデザインにおいてバランスが欠かせません。お金や資産形成だけでなく、健康、仕事・やりがい、人間関係など、生活全般の要素を均衡良く考え、重視することが重要です。資産水準が高くても、他の要素が疎かにされていては充実感が得られません。バランスを取りながらライフデザインを構築し、老後も多面的な幸福を追求することが大切です。

2. 家族との結びつき:

60代において家族構成は生活全般の満足度に大きな影響を与えます。特に夫婦生活や子どもとの同居が生活の充実感を高めることが認識されています。現代社会で単身生活が増えている中、家族との結びつきを大切にし、同居や交流を通じて心の支えを得ることは、ライフデザインの重要なポイントの一つです。

3. 未来志向の資産形成:

ライフデザインにおいては、将来の幸福を見据えた資産形成が不可欠です。調査結果からも分かるように、資産水準が生活の満足度に大きく影響します。しかし、単なるお金だけでなく、健康や人間関係にも投資することが必要です。未来志向の資産形成は、老後においても安心かつ豊かな生活を築くための手段であり、ライフデザインにおいても重要なポイントとなります。


これらのポイントを踏まえたライフデザインは、60代だけでなく、これからの未来を見据えた賢明な生き方の指針となるのではないかと思います。

 

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