「若者に風呂なし物件が人気」という記事を読みました。ライフデザインの観点で興味深い内容だと思いましたので、以下に詳述します。
風呂なし物件が人気の背景とは
「風呂なし物件が人気」という報道に対して、若者の貧困問題が考慮されずに文化やファッションのように片付けられたことに疑問が生じていることが指摘されています。
最近流行りのミニマリストの運動は、「足るを知る」ことが重要であり、本当に必要なモノだけを残すことを目的としています。しかしながら、日本の低成長時代に入った2014年以降、節約や節制といった生活防衛的な側面が追加されました。
そして、ミニマリストのインフルエンサーも、モノの減らし方だけでなく、投資や資産運用と組み合わせた情報発信をすることが増えています。
つまり、生存競争が激化している現代社会において、個人が自己のライフスタイルを改善することで問題を克服しようとする思想が広がっていることが分かります。
ミニマリズムによる「守り」と資産運用の「攻め」のセット
ミニマリズムの徹底により生活コストを下げる「守り」と、そこから作り出した資金を資産運用に回す「攻め」のセットでライフスタイルを変革しようとしている点、私が考えるライフデザインと全く同じ論点です。
本当に必要なモノや大事にしたいモノは何か。そしてそれらを確保するために必要な資金はどれくらいか、その資金を確保するためにはどれくらいの労働時間や労働収入が必要か、また並行して投資収入をどのように育てていくか。これらは前半はライフデザインであり、資金面のプランニングはファイナンシャルデザインという枠組みの中で私は考えるように整理しています。
特に住居は人生の中で最大とも言える支出となるため、どのようにこの住居問題と向き合うのかは非常に重要な論点と捉えています。以前「賃貸vs持ち家」という論点で記載した記事もあるので、ご参考として頂ければ幸甚です。
まとめ
色々な問題について、良かれ悪かれいずれにしても自己責任というワードで考える風潮が進展していくと思っています。
「人生100年時代」というキーワードも企業で働いていても60歳や65歳で退職させられるのですから、益々加速させたかと。
そんな中、住居については「風呂なし物件」でも良いので住居費を抑えて、その分資産運用に回して将来設計を進めていきたい、そんな考え方が広がることは非常に良いことだと思っています。
また、記事では「全て自分の責任、誰にも頼れないような地獄絵図に将来なる可能性」にも触れていますが、そんな世の中にならないよう、ライフ・パスガード コーチとしてはライフデザイン/ファイナンシャルデザイン/キャリアデザインそれぞれの分野についてコーチングを頑張っていく所存です。
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