FIREした元総合商社マンから学ぶMBA式ライフシフトコーチング

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【柔術から学んだ逆転戦略】格闘技でも習っていないと死角に気付かない

柔術の教えには、柔術の技術はマットの中でも外でも役に立つという教えがあります。格闘技の技術がマットの外、即ち実社会で活用できるという点を自分の長年のサラリーマン生活に照らして考えてきました。今日は「死角」ということについて書いていきたいと思います。

柔術における死角を活用した戦略とは

  • 柔術を学んでいると死角を有効に使っていることに気付きます。意図的に死角を作り、それを相手に気づかせないようにするというストラテジーです。「トラップを仕掛けて待つ」という戦略もありますし、「実際に死角を作って、相手の目に見えない状況を作ってからその死角を利用して攻撃する」という戦略もあります。
  • 例えば、相手の両襟を自分の両手でクロスして掴み引きつけることで相手の首を絞めるクロスチョークという技があるのですが、片手づつ相手の襟を掴みに行きます。この際、2つ目の手を相手の襟に差し込むときは、最初に差した手で相手に2つ目の手が見えないように意図的にブロックした上で、差し込んでいくのです。
  • いずれにしても攻撃されている方は死角から攻撃されるので、何がなんだか分からない内に仕留められている、やられているという状況になります。何をされたか分かれば対策の立てようがあるのですが、何をされているかが分からなければ対策の立てようもありません
  • 柔術を学んでいると、圧倒的にレベルが違いすぎて解説してもらわないと分からないという世界を目の当たりにすることが出来ます。

柔術で学んだ死角を会社組織に転用すると

  • 柔術で学んだこの死角の意識を実社会に転用するとどうなるか。それは、「自分が気付いていないことはないのか、自分は冷静に周囲を見れているのか、自分の判断は本当に自分で行っているのか、他人からいいように判断させられていることはないのかと疑念を持ちつつ、冷静に自分を振り返るようになる」、ということです。
  • 自分が夢中になっている時、そこに死角が生まれます。自分が余り深く考えず作業やアクションをしている時、そこにも死角は生まれます。誰かとの議論でも行いながら何かに集中する時、そこにも死角は生まれます。
  • 死角を活用するとは、相手は気づいていないが自分は気づいている状態を活用するという事なので、自分も含めて周囲を俯瞰して、アンテナを立てて、死角がないか見ていく習慣が重要だと思います。相手が本気ならば柔術のように死角を気づかせない、そういう戦略を取られる可能性があるのです。そうなると幾らやっても負け続けるということになるでしょう。
  • 対策としては、「自分を客観視すること、それもリアルタイムに自由に動く相手に対して仕掛ける事、仕掛けられる事を通じて死角への意識を高めていくこと」ではないかと思います。

柔術では死角を意図的に作る戦略があり、これを会社生活に転用すると「日頃から自分に死角はないかを考え、アンテナを立てて過ごす」という姿勢が重要と思います。

このように柔術では人間関係の縮図を学ぶことが出来ます!

 

柔術から学んだ逆転戦略を会社生活に転用
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