お金持ちになるためには浪費や消費を抑えて投資に回していくことが必要不可欠と思っています。まずは倹約家になることがお金持ちへの道です。倹約家になるといっても具体的にどのレベルまで徹底したら良いのかを今回は考察していきたいと思います。
生活コストを半減する思考
もし全ての生活コストを半減できたら、どれだけ貯蓄が進み、その結果として投資が進むでしょうか。相当大きなインパクトがあるはずです。
大きなコストとしては、家賃、車、教育費、食費、遊興費等があると思いますが、一度は例外なく全てのコストを半減できないか検討してみることをお勧めします。家賃も含めてです。大きな項目についてざっと考察を記しておきます。
家賃
もし独り身でしたら、シェアハウスに引っ越す事も含めて家賃を大幅に減らすことを検討してみると良いと思います。コロナ禍でコミュニケーションがなかなか取りづらい中、シェアハウスで知り合った人たちとの会話も貴重な財産になるかもしれません。もし自分が独り身だったら、面白がってTryしてみると思います。
また、都心であっても築年数がだいぶ経っているとか、駅から遠いところも検討してみると掘り出し物件を見つけられるかもしれません。
保険
私は現在加入している保険は払い止めとしており、保険料の支払いを止めています。いい歳になり、家族もそれなりになってきたので、いざというときに保険で備える必要性は少なくなった為です。また、保険会社には営業マンやオフィスなど相応の費用がかかり、これらコストは当然保険料によって賄われている為、これらコストを負担せずに、投資信託で運用する等の方が資産運用の方法としては効率的と思います。
自分や家族の不安を解消するためという目的に見合うコストかどうかをよく検討すべきと思います。
車
都内に住んでいる場合は不要と割り切ってみてはどうでしょうか。持つべき理由を考え出すと、付き合いでゴルフにいくとか妻が買い物で使う等幾らでも出せると思いますが、ざっくり10年間で500〜1,000万円レベルでコストがかかる大きな買い物です。10年後に500万円が手元に残る方がいいと思わないか、よく検討すべきかと思います。自転車での移動とするか、必要ならタクシー、レンタカー、カーシェアを使うのも一策かと。
(車本体で仮に300万円、維持費として、駐車場2万円/月+ガソリン代1万円/月+保険料+車検代等々で50万円/年とすると、10年間で300万円+500万円=800万円となる)
携帯電話
3大キャリアに加入している場合は月額が1万円弱程度かかっているかと思いますが、格安SIMに切り替えればせいぜい3,000円/月程度です。ドコモならahamo、auならpovoやUQmobile、ソフトバンクならY!mobileやLINEMOから選択すると良いでしょう。フルサービスではないかもしれませんが、多少の不便さはすぐ慣れるというのが実感です。
コストを半減しにくい場合
なかにはどうしても半減しにくいコストも出てくるかと思います。そこは自分の価値観に照らしてどう考えるかです。
大きなコスト削減を実現する機会を見つけたとみるか、そこは自分にとって大事な部分なのでコストは掛けておきたいと考えるか。その人なりのこだわりが見えてくる部分です。資産形成のスピードは遅れますが、資産形成をしていくプロセスにおける満足度を重視するという考え方もありますので、自分なりに折り合いを付けるという作業が必要になってきます。
パートナーとの相談
或いはパートナーとの相談も必要になる場合も出てくると思います。よく「妻がこう言うから従わないといけない」と自虐的に言う人もいますが、そこは安易に流されることなく、確りと向き合って議論を深める事を検討された方が良いと思います。「妻に従う良きパパ像」を演じることが本当に自分が目指す人生の方向なのか、妻が本当に望んでいる人生とはどんな人生なのか、そんな二人にとってこの稼ぎをどのような使い途に振り向けるのがベストなのか、そんな本音の議論を持つ機会が大事ではと思います。
まとめ
私は資産形成に集中していた時期は、「とにかく選択肢が複数あったら、一番安い物を選ぶ」という価値基準を基本としていました。もし一番安いものではない物を選んでいたら、そこには高い金額を支払う分に見合う何かがあるのかをよく検討するということとなります。
いずれにしても例外なく、聖域なくコストを半減することを一回は検討してみる事をお勧めします。その中で自分の価値観と照らして可能な限り貯蓄を進め、投資に回せる余剰資金を拡大していくことが肝要と思います。
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